2019年に幕が引かれる。この1年、「平成」という時代だけでなく、社会の変化にともなって、様々なものが終わりを告げた。いつもあると思っていた風景や商品が、ふと気づくと消えている。残された思い出を街で語ってもらった。
フルーツ牛乳
「甘くて苦いですね」。単身赴任先の福島県南会津町から帰省していた千葉県成田市の建設コンサルタントの男性(47)が語るのは、フルーツ牛乳の思い出だ。
30年ほど前、男性は宮城県の公立高校に入学した。校内の売店の一番人気はフルーツ牛乳。行列ができ、すぐに売り切れた。
入部した野球部に、おきてがあった。先輩の分を残すため、1年生はフルーツ牛乳を買ってはいけない。2年生の見張りもいた。
ある日、ひらめいた。代わりに…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル